遠出の前に最低やっておきたいこと

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過去のブログから引っ張ってきた話題は、「遠方のドライブ」。
2024年も年末年始が近づいていますね。皆さん、ご予定は決まっていますか?実家に帰省を予定されている方、初詣で長距離を走る機会がある方は参考にどうぞ。今も私は遠方ドライブの予定がある時に事前にやっています。
2022年の年末に公開したブログです。


2022年。
振り返れば、春に鹿児島。秋に青森。それれぞれ一泊二日の行程一で約片道1,000km。往復2,000km。トータル4日間で4,000kmに大移動をしていました。

更に梅雨時期には日帰り大阪往復を3回。12月には日帰りで富山へ、御殿場へそれぞれ往復。と、他にもあちこち走ってはいますが、まあよく走りました。
十分走った方だと思っているのですが、でも私以上にロングドライブを楽しまれている強者オーナー様がいらっしゃるのですがね。。。

そんな、ロングドライブ。出発前にやっておきたいのが愛車のチェックですよね。
私は、必ずチェックしています。例えば、デモカーで本社がある富山県へ向かう時であってもです。

もしも、走行中にトラブルは出来るだけ避けたいですもんね。なので、私は事前にセルフチェックだけでもやって出発しています。

ということで、今回の「How to」は、皆さま、ガソリンスタンドやご自宅で出来ちゃう「私がやってるセルフチェック」をご紹介します。

セルフチェックは出発予定の1週間から数日前に行っておくと良いですね。もし出発日前日や当日では、仮にオイル補充が必要になっても身動き取れないようでは、安心して出発できませんからね。

<手前に穏やかな海(湾)、その奥に山さあ、ここはどこでしょう>

◆基本のチェック

➀タイヤの空気圧・タイヤ溝

目的地まで進むには、4本のタイヤがあってこそ。当然ですよね。だから、チェックします。意外と、空気圧って下がっているので、適正値に調整まします。

空気圧の調整方法は過去の「How to」で紹介しましたので、こちらでおさらいしましょう。

空気圧以外は目視でわかる範囲で、タイヤの亀裂や損傷の有無も併せて確認しておきたいですね。
更に、タイヤの残り溝も把握しておくとよりベストですね。

<身近な空気圧の確認方法はガソリンスタンで給油と併せて行いましょう>

②エンジンオイル量の確認

タイヤのチェックも大切ですが同様に「エンジンオイル」も大切。
6カ月や12カ月、車検のご入庫でエンジンオイル量チェックは行ってはいるのですが、高速道路を走行するシーンが多いロングドライブ。長い時間、普段以上の高回転で動いているエンジン。やはり念のため、適量入っているかチェックしましょう。

<数枚重ねたキッチンペーパーで、オイルゲージを拭います>

エンジンオイルの確認は、普段開けないボンネットを開けて、オイルゲージを抜いて確認します。
ゲージを一度ぬぐってから、オイル量を確認するので、ぼろ布でも良いですが、私ならキッチンペーパーを数枚重ねてオイルゲージを拭き取ります。

その前に、エンジンを十分冷やして、駐車場が平らな場所で確認を行います。
また火傷やケガに十分注意して作業しましょう。

<オイルゲージの拡大写真>

↑ 上の写真:ゲージにエンジンオイルが付いた状態(緑の印)

1、
エンジンが冷えた状態で、ボンネットを開けます。(駐車場は平らな場所)

2、
予めキッチンペーパー数枚重ねて準備、オイルゲージを引き抜きます。(オイルの垂れに注意)

3、
オイルゲージ(先端から20cm位)をキッチンペーパーでぬぐいます。

4、
むぐったオイルゲージをエンジンの元の穴へさし戻します。

5、
再びゲージを引き抜きます。(汚れますのでキッチンペーパーを添えます)

6、
オイル量を確認します。上の写真だと、黄色の印しの範囲内にオイルが付いていれば適量。
緑色の印がこのクルマのエンジンオイル量を示します。

7、
確認後、オイルゲージは元へ挿し戻します。

※上の写真:黄色の印し範囲以内であってもオイルゲージの先端に近い場合はオイルの補充をした方が安心です。
※車種によってオイルゲージのゲージ部分が樹脂の場合もあります。

③冷却水の確認

せっかく、ボンネットを開けたついでにもう一つ、「冷却水」の水量チェックも行いましょう。
冷却水って。。。?って感じかもしれませんが、念のため確認しましょう。確認だけなら簡単ですから。
残念ですが、微量の冷却水漏れが発生している可能性があります。出先でオーバーヒートなんて起きたくないですから、冷却水タンクに記してある目盛りの範囲内に適量あるか確認をしましょう。

<判りにくいですが、minラインより上に水量があるので適量です>

↑:冷却水はフォルクスワーゲンの場合ピンク色をしています。車種によってタンクの形状は球体だったり異形だったり様々です。

エンジンオイル量同様、火傷の恐れがありますのでエンジンが冷えた状態で確認しましょう。そして平らな場所で確認します。

1、
可能な限り冷却水タンクと同じ高さまで目線まで下げます。バンパーやヘッドライトが手前にあるので出来る範囲で大丈夫です。

2、
タンクに”min”や”MAX”の印を探します。車種によって線だけやminしか表記されていない場合もあるので、とにかく「上限」、「下限」の印が分かれば大丈夫でしょう。

3、
冷却水(ピンク色)がとりあえず「min」より上にいてくれれば適量。

※もし、「min」ラインより下回っていたら早目にサービスアドバイザーまでご相談ください。

以上、3点。最低限やっておきたいクルマの確認。
もちろん他にも、
・ウォッシャー液の補充や、・各ケーブル類のゆるみや損傷。・灯火類の確認などなど。挙げたらたくさんになりますので、あくまでも、セルフチェックの出来る範囲内で。それ以上は、事前にディーラーで有償ですが点検を個別にご用命くださいませ。

さあ、ここから更に私が遠方へ出かける際、もうひと作業です。

<車内清掃はパリッときれいに!>

④内側の窓ガラスをキレイにする。


なんですよ!。「メンドクっせ」って思われるかもしれませんが、明瞭な視界確保は、とても大切な情報源。降雨時や夕日に向かった走行、寒冷地走行には特にガラスの汚れによる視界不良が目立ちます。キレイなクロスで、フロントガラス、サイドガラスにリヤガラスを。。。ふきふき。

コレで、結構出発の準備が整ってきましたね。

残りは、情報収集。ってとこで!

⑤目的地までのルート確認と走行時間の把握

何度か訪れたことのある場所であれば、じっくり確認することはありませんが、初めての場所や数年振りのドライブであれば、ルート検索とざっくりした走行時間の把握を行います。

昨年末、静岡県の御殿場へ走った際も大体の走行時間を調べて、出発時間と帰宅時間の参考にしました。
岐阜から御殿場までは距離が300km。GoogleMapのルーとによると走行時間が3時間28分。と、なると私の走りっぷりなら、休憩入れて3時間半!だねっ。

行き当たりの旅も面白いかもしれませんが、私の性格ですかね~。調べないと気が済みません。。。

<参考:GoogleMapより>

⑥工事情報も念のためCheck

遠出の場合は、だいたい高速道路を利用します。平日移動が多いので道路工事情報も一応調べておきます。「片側規制」や「対面通行」まあその位は仕方ないですが、集中工事期間中にあたってしまうのは、勘弁なので、事前に知っておきたい情報ですね。

また一般道でも、特に山間部を通り抜ける場合は「季節通行止め」や「災害復旧工事」などの規制情報も大切ですね。

参考:NEXCO中日本 工事規制予報MAPより

⑦当日の天気予報

ここまでくると、調べ過ぎかなあ!?みなさん、調べないですかね。私は特に冬は積雪情報などと併せて調べるんです。あれ!?やっぱ、私、調べ過ぎ?

⑧休憩とご飯

これも、大事。
でも、優先順位は高い方ではないですね。
でも土地が変われば、美味しいモノが食べたい!飲みたい!

<栃木のS.A.で見つけた”レモン”ミルク?ご当地感に衝動買い>

最後に

今回紹介した①~⑧全てを点検したりチェックする準備は極端かもしれませんが、

①タイヤ

②エンジンオイル

③冷却水


の3つは、最低点検しておくと安心感が違います。

いやー、点検が大切なのは分かるけど、自分で点検するのもちょっとなあ。
って思われる方は、事前にお声がけいただければ、こちらで日常点検を行えますので、
お気軽にお問い合わせください。
車種にもよりますが¥8,500~¥12,500です。

混雑の場合もありますとお受けできない時もありますので、ご予約いただけますと幸いです。


2023年、私の遠出ドライブ計画。
さて、今度はどこへ行こうかな。