2025年2月中旬。
ついに、農民の身分である私が「国」を相手に取引を行う日が来るなんて!
「日本銀行」といえば、全国ニュースで頻繁に聞く銀行名ですよね。
その総裁である「植田総裁」の発言。また、その挿絵では決まって、「円」の形をした屋根の建物。
直接、一般民が口座を開設できない特別な銀行でもありますね。
そんな、私から遠い遠い存在の銀行に、潜入することになりました。
そんな、一部始終をレポートにしました。
「にちぎん」の特徴
念のため、日本銀行の特徴を簡単に確認しておきましょう。
今回説明役を務めるのは、Google AI『Gemini』さんにお願いしました。
以下の通りです。
はい、日本銀行の特徴について箇条書きで説明します。
- 日本の中央銀行
- 日本銀行は、日本で唯一の中央銀行です。
- 「日銀(にちぎん)」という略称で呼ばれることもあります。
- 役割
- 物価の安定と金融システムの安定という、2つの重要な役割を担っています。
- 物価の安定:物の値段が大きく変わらないようにします。
- 金融システムの安定:銀行などが安全に活動できるようにします。
- 主な仕事
- お金(銀行券)を発行します。
- 銀行にお金を貸し出したり、金融政策を決めたりします。
- 銀行間のお金のやり取りをサポートします。
- 国の資金を管理します。
- 民間銀行との違い
- 私たち個人がお金を預けたり、借りたりする銀行(民間銀行)とは違います。
- 民間銀行は、私たち個人や企業を相手にお金のやり取りをしますが、日本銀行は、主に国や銀行を相手に仕事をします。
- その他
- 日本銀行は、株式会社ではありません。
- 日本銀行は、東京証券取引所に上場しています。
日本銀行は、私たちのお金の価値や、銀行が安全に活動できるようにするために、とても重要な役割を果たしている機関です。
引用元:Google Gemini
私のような人間は近づく用事が無い機関だってことですね。
でも、今回の案件で無縁であるはずの一般民が日銀窓口に立った経緯を簡単にお伝えします。
父親が差し出してきた「記念硬貨」
2ヶ月続いた無職生活。
この先、新たな職場生活がスタートする直前です。
残りわずかな平日のフリータイム。
少しだけ日差しが暖かく感じ始めたこともあって、
「たまには名古屋にでも行って、買い物やランチでも行こまい」
パートが休みだった妻と二人で出かける事にしました。
出発前に、名古屋へ出る事を知った父親が、ある物を私達に差し出したのです。
「コレ、どんなもんになるか、知らんけど、
余計につくなら、その分んもアンタにやるで」と。
(すげぇー、岐阜弁で恐縮です。。。)
それは、「記念硬貨」だったんです。
プラスチックケースに入った記念硬貨。
同じケースで3つ(3枚)。
ケース越しに硬貨を見てみると、
色々漢字と数字が書いて(彫って?盛って?)ある。
「〇〇周年記念✕✕△△・・・」それと「500」。
この記念硬貨は500円ってことなんだろうと理解。
となると、価値が有るのか無いのかを調べるには、
新聞広告やTVCMなどでおなじみの「高価買取店」に行けばいいのか?
もしくは硬貨・紙幣の専門店が存在するのか?
名古屋なら、なんとなく大須界隈にそんなお店が有りそう。
早速、ネットで検索。
「駅前、丸の内、久屋大通、大須、、、」
切手に硬貨、古銭、貴金属、ブランド品、テレカ。
いわゆる質屋さんが何件も検索に出てきました。
元々、「栄」と「金山」には行くつもりだったので、
初めてですが、栄の質屋さんに行ってみることに。
・「記念硬貨」3枚
そのまま持っていても、
この先も使えないしね。
「買い取り専門店」店員さんの一言が
初めて訪れる「買取店(質屋)」。
皆さん、どうなんでしょう?
利用したことあります?
訪れたお店は、栄地下街の一角で、平日の午前だったので人通りも落ち着いた状況です。
店内は、買取後のブラン品?が飾られていて、普通の販売店って感じでした。
私:「すいません」
「ちょっと、この記念硬貨って買取できるか調べてほしいんです」
カバンから3枚の記念硬貨をケースごと差し出します。
店員Aさん:「かしこまりました。では、裏の部屋でお調べします」
「店内、いくつかカメラで記録していますので、こちらの2枚確かにお受けします」
カウンター越しに直接確認はせず、わざわざ裏の小部屋に入って調べるんだ~。
そして、その間別の店員さんが出てきて事情聴取を受けることに。。。
店員Bさん:
「こちら用紙に受付記入をお願いします」
私:「はーい、分かりました」
店員Bさん:
「あの硬貨はどちらに保管されて、、、?」
「何年程前に手に入れられたんですか?」
「他に、記念硬貨などお持ちですか?」
「奥様は、ブランドバックなどで、最近使われてない、、、」
「よろしければこちらのQRコードでLineお友達登録を、、」
「私ども幅広いジャンルの、、、買取を、、高く、、」
「ところで、ご主人様は腕時計など、、、?」
もう、えーーっちゅうねん。
質問攻めでした。
質問攻めのおかげで、待ち時間なく個室から店員Aさん登場。
店員Aさん:
「お待たせしました。大変こちらの記念硬貨は、大切に保管されていて、、、」
「記念硬貨自体は確かに、発行枚数的にも、、、」
「ケースに入っていますので大変きれいな状態でして、、、」
なんだか、説明が遠回し感がでてる。
おそらく、価格がつかない事を柔らかく言ってるなあ。
私:
「大丈夫ですよ。1枚500円ってことですよね」
「私はプラスの価格(プレミア)を期待してるわけじゃないので」
「で、手数料差し引いてもらっていいので、買い取ってもらえれば」
店員Aさん:
「誠に申し訳ないのですが、それも出来ないのです」
私:
「できない?手数料払うのに出来ないんですか?」
店員Aさん:
「はい、申し訳ございません。これは、お金自体そのような行為が決まりで、、、」
「私どもは出来ませんが、『日本銀行』でしたら両替ができますので」
私:
「に、日本銀行?あの日本銀行?」
店員Aさん:
「はい、名古屋支店がありますので、窓口で、、、」
とまあ、そんなやり取りで、お店をあとに。
記念硬貨にプラスの価値が付かない事は、事前に調べていたので、
お店の結果にガッカリもしなかったんですが、
それよりも、
・手数料払っても買い取ってくれない事、
・お店から「にちぎん」の提案が出た事。
この2つに私はビックリでした。
とりあえず昼食で移動。
昼食の「陳麻婆豆腐店」に移動してランチをとりながら、
妻と打ち合わせです。
あの日銀にたった硬貨3枚持って、両替を申し出るのか問題、、、。
妻:
「いくら一般人でもさぁ、1500億なら対応するかもしれないけど」
「500円、3枚ってどうなの?」
「銀行と名乗る以上、銀行やで15時で閉まるのかなあ?」
私:
「そうやよね、行ってもいいけどメチャ緊張しそう~」
「名古屋支店がどこか、場所は、、、」
「丸の内か、歩いていけなくはない距離」
「まあ、行ってみるか」
「ダメなら、門前払いやろうし」
「しかし、ここの麻婆豆腐は相変わらず辛い」
「辛いなあ、汗が止まらなくなってきた」
未知の金融機関に、二人でアレコレとネット検索。
勇気を出して!!

結局、伏見駅で下車後、辛い料理で暖まった身体をビル風で冷ましながら、丸の内へトコトコ。
見えてきました!日本銀行名古屋支店。
イメージ通り、建物は強固な容姿。
ところで、入り口が無い。
「どこから入るのか?」
やはり一般人を拒むかのような特別な機関なのだ。
簡単には入れさせてくれないのか?
壁をよじ登るわけにもいかないので、
まずは、入り口探しから。
石垣に沿って建物に侵入出来そうな隙間を狙う。

石垣の角を右に曲がる。
その先に、石垣が途切れた箇所発見!
考え込むほどの事でもなく、北側に立派な入口発見!
さあ、敷地内に侵入します。
建物を出入りする人影はありません。
私達だけです。
記念にと、外壁に埋められた「日本銀行」のプレートをスマホで撮影したその直後!
「何か、御用ですか?」
気配無く、守衛さんが2人。
ガラスの扉越しに私たちへ声をかけました。
私:
「あっ、えーっと、両替が出来ると聞いたので」
「き、記念硬貨なんですけど、、、」
守衛さん:
「それでしたら、お入りください、どうぞ」
「この先の扉、入られて左に10番窓口です」
私:
「あっ、そうなんですね」
「わかりました。ありがとうございます。」
あっけなく、潜入成功です。
10番窓口。
10番まで窓口があるんだ。
入り口から5メートル先の扉を開け、
行内へと進みます。
日本銀行名古屋支店。
行内はというと。
フロアが広い!奥にも横にも広い!
天井、高い!ざっと5m位あるかも。
1番から15番くらいまでの一直線のカウンター。
10番ではきかなかった。
カウンターから更に2mほど天井にむかって透明のつい立て。
窓口はたくさんあるのですが、
しかし、お客さんらしい人は誰もいなくて、私達2人だけ。
BGMもTVも無い。
しーーーーん。。
カウンター奥では行員さんが、私服で仕事をされています。
広いフロアですが、20人か25人くらい。
時々、大量の小銭を数える音が聞こえます。
誰も、私たちに声をかけてこないので、
10番窓口の前に立ちます。
窓口の切れ目は、小さくて、透明のつい立越しにややかがんで、
奥で仕事を中の男性行員さんに声をかけます。
私:
「すいません」
行員さん:
「はい、いらっしゃいませ」
一応、商いの意識をお持ちなんだね。
私:
「両替が出来ると聞いたので、伺ったんですが、、、」
行員さん:
「あ、申し訳ないです、ご予約はされていますか?」
なんと!
ご予約?
硬貨の両替に予約がいるのか!?
しまった!
銀行に「予約」の概念を私は持っていなかった。
そうか、ここは天下の「日銀」さま。
扱う額も内容も桁違い。
やはり、場違いだったか~。
はたして、両替できたのか、門前払いなのか!?
ドッチなんだい?
私:
「あー、いや、予約はしてなくてですね」
「そうですよね、予約いりますよね」
ここで、一気に諦め感が。
私:
「あー、いいですよ、特に少額なので出直しますから~」
行員さん:
「ちなみに、おいくらですか?」
私:
「恐縮ですが、これっぽちで」
萎縮しながら、記念硬貨3枚をケースのまま差し出しました。
行員さん:
「あー、その額でしたら直ぐに対応できますので、
「奥の台に用紙が有ります、記入後もう一度窓口へお越しください」
おや?
ひょっとして、両替できちゃう?

シー――ン、とした行内。
記念にとスマホを取り出し、シャッター音が響きます。
↑ それがこの写真です。
人生初!「日銀と初取引の瞬間です」
少額でも取引は取引。
向こうさんが、出来るって言うんで、
用紙には堂々と名前を記入します。
私:
「記入しました」
記入後の用紙と硬貨を行員さんに渡します。
行員さん:
「記入、ありがとうございます。
「では、こちらの札の番号でお呼びします
「お待ちください」
ヤッター!
受付完了だ。

広いフロアに、お客さんは誰もいない。
待ってる間、どうにも落ち着かない雰囲気が漂います。
壁や天井、行員さんの動き、色々とフロア中を目で追います。
気付きました。
壁や天井、アクリル板の梁、
お洒落な「ダウンライト」があちこち設置してあるなあ。
うん?
いや、違う。全て監視カメラだ。
あまりの多さに、イーサン・ハントですらカメラに映り込むしかない。
大げさ過ぎない程、監視カメラまるけでした。
なんだか落ち着かない理由に納得です。
本当は、記念に銀行内を撮りたかったんですが、
さすがに行内にスマホを向ける勇気はありませんでした。
500円は、500円です

待つこと10分ほど。
行員さん:
「お待たせしました、硬貨の確認できましたので」
「こちらどうぞ」
私:
「ありがとうございます」
こんなやり取りで、
40年前の500円が、現在の500円に換わりました。
銀行内を後にします。
出口まで、あたたかく守衛さんに誘導を受けて、外へ出ました。
いかん。
ひとつ、し忘れた。
記念に日銀のトイレに行っときゃよかった。
既に外へ出たんで、手遅れでした。
手間はかかったが、貴重な体験
まさか、合計1500円の両替に日銀へ出向くとは。
今回、残念ですが「記念硬貨」にプレミアはありませんでした。
しかし1500円以上、とてもプライスレスな時間を過ごせました。
「記念硬貨なだけに、記念になりました」
この日の出来事を、いかにも貴重体験の如く、
長々と書きましたが、ひょっとして、当り前の知識だったのかな?
私達、夫婦が無知なだけだったのかな?
皆さん、「日銀」経験あるのかな?
分かんないけど、自分にはとても印象深かったです。
今回、支店の取引を成功させたので、
次回は、やはり、この展開でいけば、当然。
「日銀、本店」
ですよね!!
行くっきゃないですよね。
コンプリートさせるしかないですね!