初めて、動画含みで投稿します!!
退職直前に滋賀県のお客様から、
「オールシーズンタイヤ」どうなんですか?
比較的雪が多い地域でも、いけそうなら(効く)今後の選択肢にしたいでなー。
と、問い合わせをいただきました。
ちょうど、その数日後に飛騨高山の陸運支局まで往復する事があるので、その時オールシーズンタイヤを履いた代車でチェックしてみるね~。
と、言ったものの。その当日。
確かに、東海北陸自動車道の「ひるがの高原」付近から雪がちらつき、路肩や道路周辺が白い風景に、外気温も「飛騨清見インター」付近でマイナス4,5度まで下がって、あとは雪深くなるのを期待したのですが結果、道中ずーっとアスファルト。数メートルすらチェックできず終わったのです。
その後、同じ滋賀のお客様より「その後、オールシーズンタイヤは検証できましたか?」と問い合わせをもらってしまいました。
退職後、ようやく落ち着いた生活になったので
今朝目視で悪天候の山地を確認。タイヤのチェックで向かいましたよー。
自宅から向かった先は、藤橋村。
揖斐の奥なら、雪が期待できると考え、マイカーのT-Crossで出発。
そう、我が家のT-Crossは3年前にオールシーズンタイヤを購入。まる2年走って2万キロです。
購入理由は、単純に当時オールシーズンタイヤの性能が良く分からなかったので、実際に履いて乗ってみよう!
そんなノリです。
タイヤメーカーは、コンチネンタル。
製品名は、オールシーズンコンタクト。
新品のタイヤでチェックするより、
ちょっと履き慣らした摩耗具合の方が、実際の実力として参考になるのではと。
さあ、私も本格的な雪道かつ山道での走行チェック初めて。
万が一、スタックして走行不能に陥らないように予備で「布製チェーン」を搭載。
不安とワクワクで国道303号線を揖斐川沿いに遡上します。
では、まずは「道の駅 星のふる里ふじはし」の駐車場で撮った動画をご覧ください。
「動画で記録してみよう」とその場でアイデアが出たので、ほぼノーカットで公開します。
以下、動画のデータが重いのでWi-Fi環境で視聴いただいた方が良いです。
何十万PVの人気ユーチューバーとは、ずい分はかけ離れた、不慣れな動画ですが、「素人さん」なのでご勘弁を。
【動画2】は、雪が道路に浅く積もって、一部アスファルトが出ている路面を下り坂で走ります。
国道を逸れて川の対岸沿いの林道。他のクルマの跡が無かったので、初走行だったようです。
不安もありましたが気持ちよくシュプールを描けました。
林道の上り、下りそしてカーブとしっかり性能を確認する事が出来ましたが、急な斜面はどうなんだろう。
道中、「この先工事通行止め」の立て看板からとても理想的な坂道を発見!しかも、雪道。通行止めなら対向車も来ないので、この場所で坂道発進チェックをしました。
坂はけっこう急で、道路と並行してガードレールが立っていたのでそこにスマホの傾斜アプリをあててで図ると、約7度でした。
道路傾斜標識は「度」ではなく「%」の看板ですよね。
例えば、看板に「10%」と表記してあれば横に100m進んで高さが10m高くなるので「10%」となるのですが角度でいえば、「5,7度」なんだそうで。
今はAIがササっと答えてくれるので便利ですね。
では、約7度の坂というのは、、、
「12,3%」の傾斜になるそうな。
そんな急坂でも、オールシーズンタイヤは確かにグリップ。
しかも停車からの発進も前に進むことが出来ました。
素晴らしい。
【動画3】急な坂道チェックの後は、集落を抜けて、揖斐川に架かる橋を渡ります。橋の上は、やや凍結気味だったので、余裕持って停車できるか「制動チェック」と、停車後からの「発進チェック」。
その後は刻々と路面状況が変化しますが、やや速度を上げてもクルマ制御は安定しているシーンです。
【動画4】雪道の性能に手応えを感じ、運転にも慣れたのか、それまで無言だった動画になんと!「解説」を始める余裕っぷり。過信禁物。慎重に運転。
場所は坂内村から揖斐高原へ抜ける県道です。標高も高くなって、道路のほとんどが雪道になります。一番試したかった路面状態です。
3時間ほど走って感じた事
「オールシーズンタイヤ」を100%推すつもりではないですが、
山間部の雪道を走って改めて思うのは、
「安心」・「使える」・「楽ちん」
生活行動圏が岐阜の平野部を想定し、年に1回か2回の降雪でそれ以外は降りそうで降らない。たとえ降っても、屋根がフワッと白くなる程度で、朝9時10時には解けちゃう。しかも、そんな天候の日に、わざわざお出かけしない。でも、そんな日に限って出勤しなくちゃいけなくて。。。
この位の使用感なら、オールシーズンタイヤをメインにスタッドレスタイヤと比べて、良いのではないでしょうか。
後は、保管場所やタイヤの重さ、運び出す苦労。年末の小忙しい時に冬用タイヤの付替え段取り。
オールシーズンタイヤはそれらの悩みから解放されます。
ゴルフGTIのようなスポーツ車であれば、サマータイヤでしっかりグリップを楽しみたい!
そのような方にオールシーズンタイヤではクルマの性能を発揮できないかもしれません。
通常エンジンの仕様でしたら、オールシーズンタイヤでもしっかり走破性を発揮してくれるし、なんならサマータイヤより降雨時の制動性能(ブレーキ能力)は高い製品もあるので、梅雨時の安心感も期待できます。
「このタイヤは、全ての人におススメです!」
とは、ならないですが、オールシーズンタイヤが選択肢に入る方は多いと思いますよ~。
今回、我が家のT-Crossに履いていたコンチネンタルのオールシーズンコンタクト。現在は「コンタクト2」としてアップデートされて販売中です。他にミシュラン、グッドイヤー。今年は、ダンロップの「シンクロウェザー」も登場して益々話題性が増しました。
〇コンチネンタルタイヤ:
https://www.continental-tires.com/jp/ja/b2c/car/tires/allseasoncontact-2/
〇ミシュランタイヤ:
https://www.michelin.co.jp/auto/tyres/michelin-crossclimate-2
〇グッドイヤータイヤ:
https://www.goodyear.co.jp/products/tires/4seasonsgen3/4seasonsgen3.html
〇ダンロップタイヤ:
https://tyre.dunlop.co.jp/item/item-detail/synchroweather/?frontRearwheelType=9999¤tMode=9999
各メーカーオフィシャルサイトのリンクです。
オールシーズンタイヤの履き替え検討は、スタッドレスタイヤやサマータイヤと違い、どのシーズンからでも検討できるので、在庫さえあれば、決断しやすいですね。
フォルクスワーゲン正規販売店で、フォルクスワーゲン認定タイヤを購入すれば、「パンク保障」まで付いてくるのでさらに安心ですね。