2022年10月22日に富山県富山市に弊社、ファーレン富山の親会社の「光岡自動車」がカフェを含むショールームをオープンしました。
私は今年5月に富山を訪問した際、既に工事中で立派な建物はほぼ完成していました。足場で覆われていたので秋の完成を楽しみにしていました。
今回プライベートですが、家族でその「ショールーム(ギャラリー)見学」に行ってきましたので報告させていただきます。
報告するということは、ぜひとも皆様にもお薦めしたいのでご興味ある方や、富山へ旅行される計画がある方は立ち寄っていただいてはと思います。
岐阜を出発したのは午前8時過ぎ。岐阜の天気は晴れ。東海北陸自動車道は未だスキーシーズンに入っていない為か、混雑もなく又、路面もドライだったのでACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)機能を有効活用して快適な道中となりました。
目的地は「光岡自動車」のショールーム(ギャラリー)。北陸自動車道の「富山インター」が最寄りインターチェンジ出口なんですが、この日は素晴らしかった。それは、富山インターの一つ前の「富山西インター」を過ぎたところから見え始める「立山連峰」。富山湾に沿うように立山連峰はそびえているので、写真に写っているのはその3割ほど。しかも山々にちょうど雪化粧がされて、まさに「雄大な景色」。この景色を富山市内から見渡せるのだから富山市民の皆様は贅沢な限りですよね。
この会社に入って何度も富山を訪れますが、写真のような絶景は数回もありませんから、初めて目の当りにした家族はその迫力に驚きっぱなしです。
写真以上に実際は迫力景色です、ぜひ富山へみなさん行きましょう!
自宅を出発して2時間40分後。富山市婦中町の「光岡自動車」ショールーム(ギャラリー)に到着です。
実は施設の名前がありましてその名は「ミツオカ グランドストア」。
MITSUOKAのショールームだけでなく、「カフェ」があって、さらに「フィアット」のディーラーまでもが入っています。ちょっとした複合施設的な感じですね。
ちなみに光岡自動車は、個性的なクルマ(ビュートやロックスター)作りを行っているだけでなく、全国でクルマの正規ディーラー、中古車販売なども行っています。例えば、関西であればイタリアのスポーツメーカー「ランボルギーニ」に「ドカティ(バイク)」。名古屋だと「マセラティ」、「BMWモトラッド(バイク)」、関東では「フィアット」に「キャデラック」あと「トライアンフ(バイク)」。
ということで、「楽しいクルマ」を中心にクルマ(バイク)の専売企業といっても過言ではないです。もちろん、その子会社になるファーレン富山もクルマ専売業。とことんクルマ。
さあ、施設に入ってみましょう。
まず、グランドストアの1階の入り口を入って右側に、ティールーム『actea:アクティ』があります。クルマのショールームにゆったりくつろげる空間(ティールーム)。本格的なデザートがプレートで楽しめますよ。スタッフさんにお聞きしますと、デザートは委託ではなく、このキッチンで作っているそうです。さらに、電話予約だけの限定!「アフタヌーンティー」が楽しめます。なんとまあ、本格的なティータイムが楽しめるということです。
私の家族は「フルーツタルト」。私は「アップルシナモンタルト」を選びました。タルトは生地も大きくサックサクの触感。フルーツはボリュームたっぷり、アップルシナモンはシナモンの香りがいい感じで、スーッと鼻を抜けます。(シナモン苦手な方に、ごめんなさい)
そう、これお伝えしておかないと!
アクティは”コーヒー”はありません。その代わり、様々な種類のティーが有りますので、迷ったときはスタッフさんに相談しながらお好みのフレーバーを選ぶことをお勧めします。
さあ、ここからは今回のメインフロア、MITSUOKAギャラリーがある施設の2階フロアを訪れてみましょう。
ティールーム「アクティ」の奥からエスカレーターで2階へ向かいます。
2階フロアは1階とは違った雰囲気で、大変落ち着いたギャラリー空間です。
まず一言、「コリャ、スゴイ」。後で紹介しますが、光岡自動車が販売中の車両が展示してあるのかと思いきや、初めて見ましたよ。「ゼロ・ワン」。光岡自動車が自動車メーカーとして車検証に記載されるきっかけになった光岡の名車中の名車。
光岡自動車といえば、トヨタや日産、マツダの車両から内外装を光岡仕様にカスタマイズするだけ。と、思われがちですが、この「ゼロワン」は違います。当時の運輸省の車両型式を取得するために、ゼロから開発したオリジナルの車両なんですね。だから、車検証に「ミツオカ」の名が記載できた訳なんです。しかも当時、エアバックを搭載した車両での認可取得を目指した為、取得が大変だったと、以前ミツオカ自動車の工場見学でお話でお聞きしたことがあります。
続いては、ミツオカ自動車の名を一気に広めたこの作品。何年前の東京モーターショーだったかなあ。一斉に自動車雑誌が取り上げ、大きな話題になりました。
「大蛇(オロチ)」ですよー。
私は過去にチラッと一度だけ、道路ですれ違い越しに見かけたのが最後。今回、実物をこんな間近で見るのは初めて。
意外とデカいボディなんだ。しかし、立体的によくデザインされています。今もそうなんですが、光岡が生産している販売車(例えばビュート)でも、ハンドメイドで一台一台生産されています。オロチもきっと、手作業でこの絶妙な湾曲を仕上げたのでしょうね。
一台だけ、光岡の最新作をご紹介しましょう。トヨタのRAV4がベースなんですが、名前が「Buddy(バディー)」と言います。前作の「Rockstar(ロックスター)」の大ヒットに続いてこのBuddyも大ヒット中です。納期は、コロナ禍でも半導体問題が無かった平常生産時点でなんと1年半待ちという受注状態です。昔のアメ車(アメリカ)の4WD車にありそうな雰囲気が最近にはない個性が好評なのでしょうかね?
ロックスターは、一年前に一日限定で乗らせていただきました。私はフォルクスワーゲン好きですが、一日試乗でまさかの「ミツオカワールド」に引きずり込まれそうになったクルマです。ほんと乗って楽しい、見て楽しいクルマでした。Rockstarは限定生産だったので現在は販売されいませんが、こうやってじっくり見ていられるのもギャラリーのいいところですね。
*おまけ*
最後にこの一枚。
たまたま、あっただけ?ひょっとして常設?
それは、ギャラリーの奥に展示してあったクルマ。
なんせクルマがペラペラなので、しばらく停まっていることを気づきませんでしたよ~。
じゃーーん!
ランボルギーニ。
しかも、最高峰のアヴェンタドール!!
更に、SV(スーパーヴェローチェ)のロードスター(屋根が脱着可能)モデル。
この子、こんなところに居たのね。
お久しぶりです。
その節は、大変お世話になりました。
一年前、貴方とご一緒できたことを今も光栄に思います。
さあ、今回はフォルクスワーゲンから離れ、どっぷり光岡自動車をご紹介しました。北陸へ行くなら、金沢や越前も良いですが、ぜひ次は「富山」を候補に入れてください。雄大な景色と、お値打ちで新鮮でおいしい料理。そこに光岡自動車(グランドストア)。これでドライブ行程もバッチリですね。
私が過去、光岡自動車の工場見学をさせていただいてから、このメーカーのイメージが変わりました。それまでは、正直ですね、、、薄ーいイメージを持っていました。御免なさい。でも、違っていました。
最新の工作機械で精度の高いクルマを量産されるのが当たり前。エンジンパーツから開発するのが当たり前。それもクルマの価値だと思いますが、そうではなくて、ハンドメイドでしか作り出せない曲線。独特の存在感。高いカスタマイズ性。光岡自動車には、他の自動車メーカーには無い「独自性」がコアなファンに支持され続けているのかもしれません。
なんとなく、今の時代らしいクルマの楽しみ方をミツオカは持っている気がします。
個人的にはフォルクスワーゲンオーナー様にも一度でいいので光岡工場見学会を開催できると、より距離感が近づいていただけるのかあって思っています。(心配はしないで下さい、買ってくださいとは言いませんから)
では、「光岡自動車」オフィシャルホームページのリンクを貼って終わります。